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【英検1級取得者の秘密】実は習慣化作りが英語勉強法と同じほど重要
こんにちはHinataです。
今回は「【英検1級取得者の秘密】実は習慣化作りが英語勉強法と同じほど重要」についての記事です。
英語学習の習慣化は勉強法と同じくらい重要
みなさんはひとつのことを続けるのが得意ですか。
得意と答える方もおられれば、だいたい三日坊主で終わると言う方もおられると思います。
私は現在、TOEIC945点、英検1級を取得しており、また通訳経験や、大手の英会話スクールで主に英会話初心者、中級者の方のスピーキングのトレーニングや、TOEIC・英検などの資格試験対策レッスンを行なってきた経験があります。
その中で思うことがあります。
それは、
英語の勉強法と同じくらい、
英語学習の習慣化作りが大切、
と言うことです。
習慣とは何か
みなさんは自分の中でこれは習慣になっていると言うことはありますか。
例えば、朝コーヒーを飲む、昼は職場近くのいつもの食事屋さんに行く、夜9時から宿題をする、寝る前に歯を磨く、お風呂上がりはストレッチをする、など振り返って考えてみると、いつもしていることがあるのではないでしょうか。
この習慣を英語学習関連で作ることが、実はどの参考書を選ぶかと同じほど重要です。
しかし、一般的にはこっちの参考書が評価が高いなどと、着眼点が方法論にいきがちです。
大切なので繰り返します。
習慣化作りが、どんな勉強法をするかと同じほど重要です。
英語学習における習慣化とは!?
それでは英語学習における習慣化作りとはどういうことでしょうか。
一言で言えば、分割学習です。
えっ、何それ!?、と思われた方もおられると思います。
少し順を追って説明したいと思います。
私の学生時代の専攻のひとつが心理学でした。心理学検定1級という資格も持っています。
心理学は幅広い学問で、言語学習とも密接な関わりがあります。
心理学の中でも学習心理学、行動心理学、教育心理学、記憶心理学などの知見は言語学習に非常に応用が効きます。
その中で一般的に言われていることは、
集中学習よりも分散学習の方が効果が高い、
ということです。
分かりやすい例を出すと、
1週間で1日だけ5時間英語の学習をするよりも、
1週間で5日間にわたって1時間ずつ英語学習をする方が効果が高い、
ということです。
どちらも学習した時間は5時間ですが、分散学習の方が効果が高いとされています。
簡潔に言うと、
まとめるよりも分散させて学びましょう、
です。
自分のルーティーンを知る
では、習慣化作りのためには一体どうすれば良いのでしょうか。
それはまず、
自分のルーティーンを知る、
と言う事から始まります。
この記事を読んでくださっているみなさんの中には、毎日ほぼ同じように決まった行動をする方もいるでしょうし、土曜日は飲みに行くなど曜日によって行動のパターンが変わる方もおられると思います。
また仕事をしていると、たまたまその日の仕事量が多く、残業することで生活パターンが変わることもあると思います。
しかし、そんな中でも、自分の行動の中で変化の少ない時間帯があると思います。
例えば、電車での10分間の通勤時間、学校までの通学時間、お昼休みの時間、帰宅して寝る前にスマホを見る時間、など1日の中である程度行動が決まっている時間帯です。
決まった行動を取る時間帯が習慣化を作るカギ
みなさん、ここが重要です。
このある程度決まった行動を取る時間帯が習慣化を作るカギです。
その決まった行動を取る時間帯に、目の届くところに参考書を置いて2ページ読む、文法問題を1問解く、海外ドラマを15分見る、英語のスピーキングを5分間独り言でする、文章音読をする、などから行動を始めます。
時折、1日50ページ参考書を読むなど、とても大きな目標を話してくださる生徒さんもおられますが、あまりおすすめしません。
なぜならば、シンプルな理由で、
きつ過ぎると続かない、
からです。
取り掛かりはなるべく簡単な作業にする
決まった時間に分割学習を組み込んでいくことに加え、もうひとつ習慣化作りで大切なことがあります。
それは、
取り掛かりはなるべく簡単な作業にする、
ということです。
その方が行動が始まる際の心理的な抵抗が少ないです。
取り掛かりが「めんどくさい」と思うことほど長続きしません。
「すぐ終わるから、とりあえずやるか」と思えることから始めることが、習慣化の第一歩となります。
結論として、
自分がいつも決まった行動を取る時間帯に、すぐ始められることから習慣化作りをする、
ことがおすすめです。
まとまった時間が取れる方はチャンス
みなさんの中には、まとまった時間を分割して取れるという方もおられると思います。
例えば、高校生、大学生は覚悟さえ決まった方は、ものすごい時間を英語学習に割くことができます。
多くの学生の生徒さんを見てきた中で、そういう方の英語力の伸びはものすごい、ということを実感します。
そういう状況におられる方はラッキーです。
まとまった時間を英語学習に当てて、一気に力を伸ばしていきましょう。
習慣化作りが難しい方への秘技
一方で、中には習慣化作りが難しい方もおられると思います。
そういう方には秘技があります。
それは、
すでに習慣がある所に自分が入る、
です。
分かりやすく言うと、
良い習慣を買う、
といったイメージです。
例えば、
水曜日の7時からは英会話学校で1時間英会話する、木曜日の6時から近くの文化センターに行って2時間英語を学ぶ、など思い切って既存の行動パターンに自分が入ることで行動を変える方法です。
これは強制力が働くため、はまると学習が長続きします。
良い参考書を一生懸命探すように、良い習慣を一生懸命探す
繰り返しになりますが、習慣化作りと勉強法は同じほど重要です。
より具体的に言い換えると、習慣化作りは、どんな単語帳を選ぶかや、TOEICのパート別の必出ポイントを学ぶ、などと同等の価値があるということです。
多くの方が良い参考書を一生懸命探すように、良い習慣を一生懸命探すことも英語力の向上には非常に重要です。
そういう私も、1年間ほど仕事をしながら通訳学校に通った経験があります。
そうすると自然と土曜日は学習して、日曜日の授業に備えるという行動パターンになりました。
1年間の中では正直きつい時もありましたが、これは英語学習にとって、とても良い習慣化でした。
習慣化のコツ
ここでひとつ習慣化作りのために大事なコツを挙げておきます。
それは、
時に習慣化が崩れる日もある、
ということです。
習慣にも例外が出てきます。
例えば、風邪をひいたり、突然上司から残業頼まれたりなど、やりたかったのに習慣化が途切れる時があります。
しかし、みなさん、習慣化作りにとってここが一番大事な時です。
ここで一度習慣が途切れてしまうと、せっかく習慣化できていたのに、モチベーションが下がってしまって、もう元に戻らないということになりかねません。
ですので、気持ちとしては、
たまにある例外も習慣の1つ、
と思っていただくと、結果として行動が続きやすいです。
まとめ
今回の内容をまとめると、
習慣化作りが英語勉強法と同じほど重要。
習慣化作りの方法としては、
決まった行動パターンの時間帯に、分割学習を組み込んでいく。
そして、分割学習の取り掛かりはなるべく簡単な作業にする。
ぜひみなさんも実践してみていただければと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございます。