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1万、10万がうまく言えない!? 英語で数字がスッと言えるようになる方法

こんにちは、Hinataです。

今回は「1万、10万がうまく言えない!? 英語で数字がスッと言えるようになる方法」についての記事です。

1.英語で1万や10万が言いにくい

みなさんは英語で数字を言う際にパッと言えなかったことはありませんか。

「えーと、1万だから何って言うんだっけ。あー、何か日本語の単位と違うからめんどくさい」と感じたことはありませんか?

日本語ネイティブで英語を学習されている方ならば、一度は思ったことがあるのではないでしょうか。

私ももちろん思ったことがあります。

 

ただ、ある時に一つのことに気づいてから、この数字に対するとらえ方が大きく変わりました。

そして、次第にその考えに慣れていくうちに、英語で数字がスッと言いやすくなっていきました。

今回はその方法を紹介したいと思います。

2.まず英語で数字を言ってみよう

それでは、まず英語で数字を言ってみましょう。

①1

②10

③100

④1,000

⑤10,000

⑥100,000

⑦1,000,000

⑧10,000,000

⑨100,000,000

この9つをスムーズにパッと言える方は素晴らしいです。

ただし、特に数字にまだあまり慣れていない方の中には、「これは何て言うんだっけ」と考えられた方もおられると思います。

その気持ちよく分かります。

それでは確認です。

one

ten

a hundred

a thousand

ten thousand

a hundred thousand

a million

ten million

a hundred million

“a”のところは“one”でもかまいません。

ただし、けっこう英語ネイティブスピーカーが“a”というのをよく聞きます。

さて、数字の読み方を一通り確認しました。

正直ここまで読んでも、いっこうに数字が言えるような気配はありません。

さあ、ここからが本番です。




3.大事なのはa thousandのイメージ

私は現在、TOEIC945点、英検1級を取得しており、また通訳経験や、大手の英会話スクールで主に英会話初心者、中級者の方のスピーキングのトレーニングや、TOEIC・英検などの資格試験対策レッスンを行なってきた経験がありますが、

その経験から言えることは、だいたいの方は百のくらいであるhundredまではけっこう言うことができます。

しかし、千、万、10万のケタになると途端にスムーズに言えなくなる方が多くなっていきます。

それはなぜでしょうか?

結論から言うと、

日本語の数え方で考えているから、

です。

言い換えると、日本語という文字をベースに考えているから、とも言えます。

4.日本語と英語の決定的な数の数え方の違い

本語と英語の決定的な数の数え方の違いは何でしょうか?

それは、という単位です。

⑤10,000

⑥100,000

の例で見たように、⑤は ten thousand、⑥は a hundred thousandと言います。

日本語では⑤は1万、⑥は10万ですよね。

 

ここで強調したいのは、日本語と英語の数の数え方のまとまりが根本的に異なっているということです。

 

そのため、普通に考えれば混乱したり、悩んだりするのは当然と言えます。

具体的に言えば、まとまりが違うので、

英語で⑤10,000を言いたい時は、10(ten)が出てくるのに、日本語だと1が出てきています。

同様に、英語で⑥100,000を言いたい時は、100(a hundred)が出てくるのに、日本語だと10です。

ここでは1と0しか出てきてないですが、これが他の0~9の数字が混じってくれば、普通に混乱して当然ですよね。

 

繰り返しになりますが、まとまりが違うと混乱しやすいです。

それは日本人がkm(キロメートル)のイメージは分かっても、距離の単位であるmile(マイル)のイメージが取りにくいことと似ています。

いちいち頭の中で変換しないといけないことはスッと口から出てきにくいです。




5.英語で数字をスッと言う方法

それではどうすれば英語で数字をスッと言うことができるのでしょうか?

それは、

頭の中で英語から日本語、日本語から英語という単位変換せず、イメージでとらえること、

です。

ここで大事になってくるのが、thousandのイメージをしっかりと持つことです。

さて、ここからはもう日本語はいりません。

a thousandten thousanda hundred thousand のイメージをつけていきましょう。

6.a thousandのイメージ(1番大事)

a thousandのイメージを具体的に考えてみましょう。

千円札だと1枚です。風船が1000個打ち上がったら結構な数です。大きなホテルの1室で1000人の会議がある感じです。

 

ten thousandのイメージは、

a thousandが10個ある、というイメージです。

千円札だと10枚です。さきほどの風船1000個のまとまりが、10箇所から同時に打ち上がります。さきほどのホテルで1階から10階までそれぞれの階で1000人の会議がある感じです。

a hundred thousandのイメージは、

a thousandが100個あるというイメージです。

千円札だと100枚です。さきほどの風船1000個のまとまりが、100箇所から同時に打ち上がります。さきほどのホテルで1階から100階までそれぞれの階で1000人の会議がある感じです。

 

なぜa thousandが大切かがお分かりになったと思います。

その理由は、a thousandが考え方の根幹になっているからです。

 

繰り返しになりますが、

ten thousandは、a thousandが10個ある、

a hundred thousandは、a thousandが100個ある、

ということです。

このイメージを持って数字を口に出す練習をすると、頭の中で単位変換をしなくて済みます。

自然と数字に対する反応が早くなります。




7.数字を速く読む方法

ちなみに、数字を速く読む方法もあります。

それは、カンマに注目することです。

④1,000

⑤10,000

⑥100,000

④~⑥の場合は、左から見て最初に出てきたカンマをthousandと読めば良いです。あとは、aか、tenか、a hundredかの違いだけになります。

⑦1,000,000

⑧10,000,000

⑨100,000,000

⑦~⑨の場合も、左から見て最初に出てきたカンマをmillionと読めば良いです。あとは、aか、tenか、a hundredかの違いだけになります。

慣れたらすごく速く読めるのでおすすめです。

まとめ

今回の内容をまとめると、

日本語と英語の数の数え方のまとまりが根本的に違う。

頭の中で日本語から英語、英語から日本語の単位変換をせずにイメージでとらえる。

1万や10万の数を言う時に大事になってくるのが“a thousand”のイメージ。

ten thousandは、a thousandが10個ある、

a hundred thousandは、a thousandが100個ある、

というイメージを持とう。

 

ぜひみなさんも実践していただければと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございます。